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   冬   蛍
 

   桟橋にちょこんと

      先の曲がった尻尾を

         夜空に向けて

            ソラは冬の蛍が

               舞うときを待っていた


    ソラに、お月さんが笑った

       夜風がヒゲと遊びながら

          おやすみ を言った

             ソラは冬の蛍が

                舞うときを待っていた
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| やすべい | 00:35 | comments(6) | - | pookmark |
モ ユ ル





     昼と夜の間で

        行き場を失った

           想いたちが

              静かに静かに
 
| やすべい | 00:23 | comments(2) | - | pookmark |
アキラメナイ想イ
 


     そう・・・何度も・・・あきらめようと思った

          もう・・・忘れよう・・・何度もそう思った

               でも・・・もうそんなにも・・・残り時間はないのかもしれない



      ならば・・・このまま・・・歩き続けようか

          今日も・・・カメラの入った重いバックを担ぎ

               一歩・・・一歩・・・また一歩



      曇りの日も・・雪の日も・・梅雨時も・・


          目の前に、現れるものを追い続けて

               一写・・・一写・・・また一写


      そうすれば、そのうち、君の目に届くかもしれない



| やすべい | 00:54 | comments(0) | - | pookmark |
はるか君
 
    暮れゆく空の

         浮かぶ紅雲は

                 はるか君





| やすべい | 01:11 | comments(2) | - | pookmark |
この街で
 この街で、ソラはポツンと座っていた

背中を駅に向けて

目を閉じて、鼻と髭をヒクヒク

風に、おもしろい方角を聞いた

左の方に歩き出した

雲の向こうの太陽を

枝間に入れて遊んでいた




公園脇の花を除きこんで

においを嗅いだ






坂道を右に行くと

不思議なものを見つけて

眺めていた





不思議なものがいっぱいある

空間をソラはトコトコ

眺めては首をかしげトコトコ





石段の紅葉が風と遊んでいて

ソラは一緒に遊びたくなった

でも、みんなが一斉に動くものだから

ソラは片手をあげたままキョロキョロ

手を下ろすことが出来なかった


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| やすべい | 18:36 | comments(6) | - | pookmark |
待ち時間
 
空は青く高く

乾いた風は、祭りの音を乗せていた



大人の神輿の休憩時間・・・・・



いつになったら担げるの?


担ぎ棒を触りながら、つぶやく




あと何センチ背がのびたら・・・

あと何歳年をとったら・・・

せつない思いが青い空に消える




そっと肩を、担ぎ棒に押し当て、目を閉じる




宮入の参道、飛び交う掛け声と

流れる光、神輿の脈動



待ち時間がゆっくりと流れてゆく
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| やすべい | 00:52 | comments(2) | - | pookmark |
ソラの散歩
 

ソラは散歩が好きで

トコトコ歩いては

十字路でヒゲをピクピク

耳をピンと立てて

風と話して

好きな方向に歩いていく


野や山や川原が好きで

蛇の居そうな穴倉や

龍の住んでる淵を

のんびりと眺めるのが好きだった
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| やすべい | 11:37 | comments(8) | - | pookmark |

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